別荘を建てるなら、名前だけで選ばない
別荘を建てる土地を購入する場合、有名な別荘地域の価値だけを基準にして選んではいけません。別荘を建てたなら、その地域で暮らすことを考える必要があります。ですから、電気やガス・上下水道など人が生活するために最低限必要な設備と、買い物へ行く為の道路状況が整っているかどうかなどの条件を購入する前にチェックしておきましょう。上水道が無い場合は土地の敷地内に引き込むか、又は井戸掘り費用を別に用意することになります。下水道が無い場合は合併浄化槽の設置が義務づけられているので、120万円の費用を考慮しなければなりません。そして道路に関して私道の負担があるかどうかも、しっかり確認しておきましょう。
自然災害の多い日本だからこそ
別荘の土地を購入するならば、地盤の状態についても事前に調査しておくことが今後の生活で安心材料となります。2階建て以下の木造住宅では建築会社に地盤調査を行なう義務がありません。日本は自然災害の多い国であるため、地盤の強弱についても購入条件として重要な部分を占めます。土地を購入してから軟弱地盤だと判明した場合、地盤改良に建築費用の一部を削らなければなりません。ですから、地盤の調査は土地を購入する前がベストです。地盤調査の費用は10万円前後となりますが、どうしても欲しい土地が見つかったからこそ慎重に調査をして確認してください。もしも一定期間内に建築を開始しなければならない「建築条件付きの土地」である場合、その建築物がご自身の理想と合うかどうかも事前に判断しましょう。
リゾート地にある中古の別荘は土地代や固定資産税が安く、安価で入手できる物件もあります。ただ森林の多湿地域に建てられる物件は、通風や換気など日頃の維持管理が欠かせません。